留学体験談
【中国】北京語言大学 短期留学レポート②
留学先 :北京語言大学
学部・学科 :経営学部 経営コミュニケーション学科 マネジメント専攻
留学期間 :2019年8月1日~8月30日
氏名・学年 :Y・Kさん(留学時:1年生)
1.留学申込のきっかけ
私がこの留学プログラムに参加することを決意したのは軽い気持ちだった。もともと高校生の時に大学生になったら留学をしてみたいという気持ちは持っていたもののあまり深く考えていなかった。しかし、高校の授業で海外の企業について調べたりする機会があり中国の企業に興味を持つようになった。また、大学の授業で中国語を学ぼうか悩んでいたのでこの機会に習ってみようと思いこのプログラムに参加することを決めた。
2.変わった中国のイメージ
中国に来る前は悪いイメージしかなく楽しめるのか不安だった。寮に入った瞬間この予感は的中して言葉を失った。今まで自分がどれほど恵まれた環境で生活をしていたのか現実を見せられた。環境のことなる場所で生活をするということはこういうことなんだと改めて思い知らされた。最初の1週間は生活環境も違くて自分にとって辛くて中国ってこういう場所なんだと認められない自分がいたし、清潔面や大気汚染など日本とは全く違って最後まで慣れない部分もあった。
しかし、初めて外食をした時に頑張って英語で説明をしてくれたとても優しい人が接客してくれて初めて中国も悪くないと思えた。この日から留学に対する自分の考えが変わったなと感じた。何をするにも楽しく感じれるし、全てが初めての経験だったから自分にとっていい体験になることばかりだった。休日にいろんな観光地に行って思った事は沢山あって、せっかちだったり割り込みをしてきたりたりなどいろんなことを感じたけれど、実際は優しい人が多くて、言葉は通じなくとも同じことで笑ったり日本では体験できないことがたくさんあった。
文化の違いがあるため日本と異なる部分は多く慣れるまで時間がかかったが少しずつ慣れた。例えば道路を歩くとき、バイクや自転車、車も人のギリギリを通る。初めてその場面に遭遇した時は死ぬんじゃないかと交差点を渡るのが怖かったけれど、時間が経てばその光景も当たり前になっていて、これが普通なのだと思えるようになった。1ヶ月も中国にいれば慣れることは多くなるし、慣れていかないといけない感じた。
3.クラスメイト
実際に海外で知らない人と関わりを持ち一緒に勉強をすることは私にとってプラスになることしかなかった。私の周りには幸いにも知り合いがいたため一人になることはなかったが、一人で留学を決意する人はとても心が強いのだと強く感じた。授業中、日本語は勿論通じないため、自分の精一杯の英語と習った中国で話すしかなかったが、教室で初めて話したのは韓国人だった。最初に感じたのは韓国の人は英語の発音が綺麗でこんなに話すことができるのか、ということだった。彼女は気さくで優しくていつも笑顔で心から留学を楽しんでいた。大学の授業で韓国語を勉強していたので挨拶程度だったが韓国語を話せてすごく嬉しかったし楽しかった。1ヶ月間、何回か席が隣になることがあり、私が困ってる時はいつも助けてくれるとてもいい人だった。でも、最初の頃私は友達もいないし1人だしどうしよう、と悩んでいる時間が多かった。しかし、文京の友達も少しずつできて一緒に海外の人と話したりする時間が増えていき、授業が楽しいと思えるようになった。クラスメイトの誕生日を中国語でお祝いしたり、笑いあったりとても濃い時間を教室で過ごせた。
4.留学を振り返って
中国語の授業は難しく理解するまで時間がかかりとても大変だった。しかし、先生の言っている言葉が理解できたときは嬉しかったし、もっと頑張りたいと思えるようになった。クラスメイトは真剣に授業を受けていて、漢字もわからないのに理解しようとしていた。その姿を見て私も頑張らないとって思い勉強に対する意欲が増した。周りの子は私よりも理解していたので、よく質問していたが、わかりやすく説明してくれた。また、チューターと一緒に勉強もしてなんとか教科書の内容を理解した。
自己紹介くらいの言葉しか話せないし、少しの文章しかまだ理解できないほどの勉強量だったけれど、少しでも中国語に触れられたことがとても嬉しかった。また勉強を海外の人と一緒にできたことが自分にとってとてもプラスになった。海外の人とご飯に行ったり話したりすることは日本ではあまり体験できないことで、留学に来たからそこできることなのでたくさんできて嬉しかった。ここまで楽しめるとは思っていなかったし、友達も増えたのでとても良い経験となった。
これは万里の長城の写真だ。中国といえばこの場所で、迫力がすさまじく写真ばかり撮っていた。このほかにもいくつかの世界遺産を見たが、万里の長城が一番印象に残った。この長い道を人の手で作ったと考えると本当に凄いなと思う。霧があって滑り台で下れなかったのが唯一残念だったが、有名な場所に訪れることができてよかった。