まちづくり研究センター
(まちラボ)

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みんなで「たのしい」と「いい」を探る:エコラボフェスタへの出展

2024.06.24

2024年5月18日、ふじみ野市が主催する環境について考えるイベント『エコラボフェスタ』に、まちづくり研究センターふじみ野(まちラボふじみ野)学生有志が参加しました。

当日のブースでは、「竹ぽっくりを作ろう&竹ぽっくり検定に挑戦!」というテーマで、竹に穴をあけ、古着を再利用して編んだロープを取り付けて作るオリジナルの竹ぽっくり制作体験が行われました。さらに、参加者は完成した竹ぽっくりを使って障害物コースをクリアする「竹ぽっくり検定(ぽっけん)」に挑戦し、竹ぽっくりを乗りこなしていきます。楽しみながら環境について考える機会となりました。

  ◀当日の様子です

今回のエコラボフェスタ出展では、そのようなまちラボふじみ野の活動を「SDGs」の視点で取材・特集してもらいました。以下のリンクより動画での特集もご覧いただけます。実際に活動に取り組む学生の様子を、ぜひご覧ください。

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参加した学生は、企画運営する中で、様々なことに気づきます。竹ぽっくり作りは、自分たちの想定よりも難しそうな様子で、もっと簡単にできる方法を考えてもいいかもしれない。一方で竹ぽっくり検定は、子どもたちが思ったよりも簡単そうで、もっとチャレンジするコースを用意してもいいかもしれない。小さい子もできるように、小さくて低い竹ぽっくりもあってよかったなど。企画から運営、反省までを体験することで、想定していた以外の状況に触れ、そこから、様々な世代や状況の人々を想像し、工夫し、実現する力を伸ばしていきます。

今回は、本学人間学部コミュニケーション社会学科の卒業生が福島県郡山市逢瀬町で起業・運営している地域おこし団体「おおせのとおり」との協働でブースの企画、運営を行いました。材料の竹は、まちラボふじみ野学生が逢瀬町を訪ね、「おおせのとおり」の指導のもと逢瀬町で採集し加工したものです。ロープにつかった古着はまちラボふじみ野が続けている古着回収&再配布・再利用の活動で集めたもの。それを組み合わせて遊ぶ「ぽっけん」の内容は、まちラボふじみ野の教職員と学生が相談し、当日のコースづくりは学生が行いました。まちラボふじみ野の学生、教職員、卒業生がコラボレーションし、実現した企画です。

 ◀マイ竹ぽっくりに、ぽっけんの認定シールを貼ります

  ◀集めた古着をひも状にして利用しました

このように、まちラボふじみ野では、あらゆる機会やつながりを通して、「たのしい」こと「いい」ことを探っています。「たのしい」だけではなく、「たのしく」て「いい」ことです。そんな活動を探っていたら、SDGsの実現に向けた活動としても取り上げてもらえました。現代は、「たのしい」も「いい」も無限にあり、油断すると何がたのしいことなのか、何がいいことなのか、分からなくなってしまいます。その時手掛かりになるものは、なんでしょう。自分の経験、知識や技術、専門家の力?タイパやコスパでしょうか。その答えも、人の数だけあります。まちラボふじみ野で取り組んでいるまちづくり活動は、学生1人ひとりにとっての「たのしい」や「いい」を問いながら、関わる人すべてにとって「たのしく」て「いい」ことを実現していく活動です。