大学生活を楽しんでください!
私は2020年度に本学の外国語学部を卒業し、高校の英語科教員として今年度で2年目になります。昨年度は諸先生方に支えていただきながら、教職に強くやりがいを感じた1年でした。中でも特に印象に残っているのは、6月後半、授業での何気ないやり取りをきっかけに色々な相談をしてくれるようになったある生徒とのやり取りです。その生徒は自分自身と向き合うことが得意ではなく、友達にも親にも言えなかったという悩みを複数抱えていました。しかし対話を重ねるうちに少しずつ自分で整理できるようになったようで、3月になって私を訪ねてきたとき、「ありがとう」の言葉とともに、自分で見つけた目標とそれに向かって既に前進していることを話してくれました。私はそんな真っすぐな生徒をとても誇らしく思いましたし、自己と向き合っていく過程を近くで感じられたことに深く感動しました。そして何気ないやり取りの大切さや傾聴の難しさ、教員がかける言葉の影響力や責任など、様々なことを一気に感じて鳥肌が立ったのを覚えています。きっとこの先もあらゆる感動や未知の困難を迎えるのだと思いますが、使命感と責任をもって向き合っていく覚悟です。
私は英語科教員になるため、学生時代はとにかく英語を勉強しました。特に英語のスピーキングが苦手だったので、本学の英語の授業やチャットラウンジでの留学生との英会話などを通してスピーキング力の向上を図り、本学の補助金制度を活用しながら英検準1級の取得に励みました。コロナ禍の影響もあってできませんでしたが、海外留学も考えていました。また、学校インターンシップや都内小中高の公開授業によく参加し、実際の教育現場に行くようにしました。もちろん趣味や遊び、アルバイトなどで自分自身を豊かにすることも大切にしました。
まずは大学生活を楽しんでください!それから、もし教職や教職履修に関してわからないことがあれば教職課程センターを訪ねてください。文京学院大学で教職を目指す学生にとって最大の強みは教職課程センターの先生方の存在です。もちろん授業での学びや本学の設備も強みではありますが、夢に向かう学生に対して真摯に向き合い、親戚のような温かさでサポートしてくださる先生方の存在は何より大きいものです。そして教職が人と関わり人を育てる仕事だからこそ、先生方や友達、あらゆる人との関わりをどうか大切にしてほしいと思います。教職履修は厳しいことも多々ありますが、将来の自分を思い浮かべて自己と向き合い、仲間と協力し、先生方を頼り、屈せずがんばってください!応援しています。