2017年11月22日 産後うつ予防啓発リーフレットと動画「ママから笑顔がきえるとき」を発表
ママだけではなく、パパにも
誰にでもおこりうる「産後うつ」を予防するために
産後うつ予防啓発リーフレット・動画
「ママから笑顔がきえるとき」を発表
文京学院大学は、産前産後におけるママへのメンタルサポートの重要性を考慮し、「誰にでもおこりうる『産後うつ』を予防するために」をテーマに、「ママから笑顔がきえるとき」と題したリーフレットと動画を作成いたしました。
リーフレットと動画は2017年11月22日よりHPで公開・配布(無料)を開始しました。
「ママから笑顔がきえるとき」は、朝日新聞、各地方新聞、健やか親子21(WEB)、保健指導リソースガイド(WEB)、他55媒体に紹介されました。
◆動画「ママから笑顔がきえるとき」について
リーフレットの内容を約4分の動画にまとめています。ご自由にご覧ください。
動画アドレス:https://www.youtube.com/watch?v=3MFwHvnjGtM&feature=youtu.be
(動画QRコード)
◆リーフレット「ママから笑顔がきえるとき」について
産後、母親の約10人に1人がかかる可能性があるという「産後うつ」。厚生労働省も全国に「子育て世代包括支援センター」の設置推進や「健やか親子21」等の取り組みをとおして、「産後うつ」を予防・早期発見するための支援体制に取り組んでいます。
妊娠中のママ達は、出産への準備と不安でいっぱいになり、妊娠中に産後の生活をイメージすることまで余裕がないのが現状です。また、ママの「産後うつ」ばかりではなく、パパにも「産後うつ」がおこりえるということがまだ日本では広く知られていません。この現状を考慮し、本リーフレットは一目でわかるインフォグラフィックという手法を使い、妊娠中のママとその家族を対象とし、「産後うつ」に関する基礎知識、産前産後の生活変化、母性神話(思い込み)、パパやパートナーが協力すべきことや、妊娠中に調べておくと良いこと、産後のママの気持ちの変化と対処方法、パパの産後うつなどをわかりやすく説明しています。
妊娠中から「産後うつ」の理解を深め、「産後うつ」になってしまう前に、行動がおこせるリーフレットとなっており、「産後うつ」を予防するツールの一つとして、全国の市区町村で活用いただきたいと思います。また、本リーフレットは母子手帳に挟める蛇腹式となっています。母子手帳と共に産前産後のママに寄り添えるツールとなってほしいと思っています。リーフレットは本学HPから無料ダウンロードできるようになっており、また、本リーフレットをベースに制作した動画も同時に本学HPで公開し、手軽に「産後うつ」について知っていただき、「産後うつ」になる可能性のあるママやパパへの予防啓発促進を行って参ります。
今回のリーフレットを作成するにあたり、産後うつに関する著書もあり、この問題に詳しい東京慈恵会医科大学非常勤講師で広尾レディース院長宗田聡先生他、現職の保健師・助産師の方々にもご助言いただきました。
◆リーフレット「ママから笑顔がきえるとき」のデザインについて
本リーフレットは、母子手帳に挟めるサイズの縦14cm×横9.7Cm(展開時:縦28cm×横58.2cm)で制作。紙は折り畳みを考慮し、破れにくい、裂けにくい”ストーンペーパー”を使用しています。
表面には産後うつ予防のための「知識編」「生活変化編」「心理編」「協力編」「調べる編」「見つける編」をイラストを使ってわかりやすく説明しています。
中面は、全面を使用し、産後におけるママの気持ちの変化と対処方法について、「産後うつ」疑いが低い気持ちの時から「産後うつ」疑いが高い気持ちまで遷移していく様子を危険度を赤色のグラデーションで表現しています。
妊娠中のママやその家族の方々が、出産後に、ママが「産後うつ」にかかるまでの気持ちがどのように変化していくかを理解していくことが「産後うつ」予防につながります。
<デザイン>
リーフレットをPDFでご覧頂になりたい方はこちらから
◆配布について
本学は多くの方に「産後うつ」を知っていただき、産後うつの予防啓発となることを目標と、制作発表した2017年より、全国市区町村の保健センターや個人・団体からのお申し込みも承っていました(無料配布)が、2023年7月1日より、個人のかたへの配布のみとさせていただきました。
リーフレット・ポスターの送付申込はこちら
リーフレットは順次発送いたします。何卒ご理解ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。
<産後うつ予防啓発ポスター>
ポスターPDF→171122 poster mamakaraegaogakierutoki.pdf
<関連サイト>
この件に関するお問い合わせ事務局
文京学園総合企画室 03-3814-1661(代表)