保健医療技術学部臨床検査学科の松木美貴助教が、「検査者のスキルに依存しないmobile tele-spirometry systemの有用性の検討」をテーマとした研究の成果を認められ、7月6日に実施された臨床呼吸生理研究会にて「奨励賞」を受賞しました。

1960年の発足以来、今回で117回目の開催となる臨床呼吸生理研究会は、呼吸生理に関する全般的な諸問題の基礎的および臨床的研究を自由に討論する場を提供し、会員相互の交流および知識の普及と啓発を図ることを目的としています。内科・外科・麻酔科、呼吸リハビリテーションの4分野共同で臨床呼吸生理に関するテーマで開催する全国唯一の研究会です。 学術集会は年１回開催し､ 研究会賞〔奨励賞として１演題に賞状と記念品を授与〕を設け、若手育成の一助としています。

今回は「呼吸生理学に基づいた呼吸管理スキルの向上を目指して」という共通テーマにて実施されました。松木助教は昨年まで在籍していた順天堂大学大学院医療看護学研究科が主導した研究「検査者のスキルに依存しない mobile tele-spirometry system の有用性の検討」について発表を行い、最も優れた演題に与えられる「奨励賞」を受賞しました。

【受賞者について】
文京学院大学
保健医療技術学部　臨床検査学科
松木美貴助教

〈プロフィール〉
順天堂大学大学院 医療看護学研究科 臨床病態学分野　博士課程を修了。現在の主な研究テーマは呼吸機能検査、専門分野は臨床生理学。本学での担当科目および演習テーマは生理・画像検査学Ⅱ、生理・画像検査学実習Ⅰ、生理・画像検査学実習Ⅱ、臨床医学総論。

〈略歴〉
順天堂大学医学部附属順天堂医院　臨床検査部　臨床検査技師
文京学院大学 保健医療技術学部 臨床検査学科 助手
文京学院大学 保健医療技術学部 臨床検査学科 助教（現在に至る）
東京都立駒込病院　臨床検査科　データーマネージャー
東京工科大学 医療保健学部 臨床検査学科　非常勤講師