社会福祉士国家試験 合格ナビ
【いつやるの?今でしょう】
「少子高齢社会」!皆さんも聞き飽きているほど、たくさんの科目の先ず頭言葉に出てくる用語です。世界でも類例のないほど急激に進展したこの日本の現象は、多くの問題を私たちに課しています。2025年問題!ベビーブーマーと言われた団塊の世代が後期高齢者になる時です。何が起こるでしょう?いわゆる今までの高齢者の価値観とは全く異質の集団が高齢者として登場します。個別の対応が何よりも重要な世代です。ということは、熟練した社会福祉士の支援が、それも量的にも多い支援が社会から求められるのです。
社会福祉業界で働くには、社会福祉士は必携になりつつあります。医療機関はもとより、社会福祉協議会、高齢者施設もどんどん、必携の場所は増えていくでしょう。高齢多死社会を迎え、地域ではソーシャルワークは不可欠な存在として機能せざるを得ないのです。その時有能な人材を社会が求めるのは自明です。有能かどうかその線引きを国家資格で引くのは、合理的だと考える人が多いのもまた自明です。ですよね?2025年まであと12年、あなた方4年生が30代半ば、働き盛りです。マネジメント能力も必要になります。社会福祉士を取得して10年経過すると、上級の資格も取れるようになっているでしょう。社会福祉士のキャリアコースの研修で多くの知識、スキルを身に着けられます。働きながら国家試験の勉強をするのは、今よりもずっとずっと大変です。今頑張ることは効率として、最も理にかなっていることなのです。
今年の国家試験の合格率は18.8%。5人に1人。本学は4人に1人という結果に終わりました。本当に惜しいところで逸した人も10人くらいいますが、結果はあまりふるわなかった。国平均よりは5%も上回ったとはいえ、この結果を見て、自分はもう無理なのでは?と思った人もいたかもしれません。いいえ!今からやれば大丈夫。試験なので、もちろん運不運があります。でもやはり昨年の50%の近い合格に安心していたところもあったのかな?と思うところもあります。やれば合格すると言う基本は変わっていません。今年は今から危機感を持って、ねじり鉢巻きで頑張りましょう!そうすれば昨年の成績を上回ることは可能です!!絶対はなくても絶対に。もういいや!と思ったら本当にそうなるのでは?まずはやり始めることが大切です。 当たり前だけど。この当たり前をやるかどうかです。国試まで300日足らず。実習や卒論、就活などで勉強できない時間を引くと、実質は200日位です。でも大丈夫!200日もあれば、この試験は大丈夫です。集中すれば!
一人だけでの努力で頑張れ!というだけでなく、大勢の教職員が後押しします。
(学科長 教授 笹岡真弓)