人間学部

人間学部 学生の皆さんへ 【第7報】

2021.01.28

人間学部 学生の皆さんへ【第7報】

― 春休みの過ごし方について

人間学部長 椛島香代

 2020年度の授業が終了しました。皆さん、本当にお疲れ様でした。

後期は一部対面授業となり、少しだけ大学に登校できたことと思います。東館入口にサーモグラフィーが設置されていたり、教室入室前後の消毒、着席についての指示があったりするなど戸惑ったと思います。先生方も皆さんの安全を守るため、授業実施にあたり毎回実施案を作成して対応していました。1年生の皆さん、キャンパスでの授業はどうでしたか?同学年の人と顔を合わせる機会がもてたでしょうか。大学生活はまだまだ続きます。次年度以降もじっくり勉強していきましょう。

どの学年でも不安や孤独を感じながら過ごされた方も多かったのではないでしょうか。本当によく頑張りました。自分をほめてあげましょう。

現在、次年度の授業方法について詳細を検討しているところです。現状では、対面授業とオンライン授業を併用していく見込みです。春休み中も大学からの連絡に注意してください。

 さて、春休みの過ごし方についてお願いです。

1.起床時刻を見直しましょう。

 昼夜逆転生活になっていませんか?オンライン授業だといつでも受講できる利点もあるためどうしても時間がルーズになりがちです。対面授業が入ってくると開始時刻までに大学に来てしっかり目を覚まして受講しなければなりません。オンデマンド授業だと動画などの教材を何度も見直すことが可能ですが、対面授業での講義は1回だけです。集中して先生の話を聞きながらノートをとる必要が出てきます。よいコンディションで勉強できるようにしましょう。生活習慣はいきなり変えることが難しいので、2,3月に意識して生活しておきましょう。

2.健康観察を継続しましょう。

 後期の対面授業でも皆さんがしっかり体調管理をしてくださったおかげで無事に授業を終えることができました。教職員、学生みんなが自分の健康を守り、周りの人を守るという意識をもつことで、全員が健康に過ごすことができるのです。健康観察チェックシートは継続しておきましょう。

2,3月は、現場実習を予定している学生も多くいます。自分の健康や行動を管理してお互いを守っていきましょう。たった一人の軽率な行動がもとで、現場実習や対面授業など多くの学生にも影響がでてしまう可能性もあります。

文京学院大学の学生であるという自覚と誇りを持って節度ある行動をお願いします。長期間のステイホームでストレスがたまっていることはみんな同じです。今こそ判断する力を培う絶好の機会であると捉えて自分を育ててください。

3.視野を広げましょう

 直接見たり聞いたり、体験することが困難な昨今です。インターネットではどのような情報を得ていますか?時々今まで自分が検索しなかったキーワードで検索してみてください。英語で入れてみると日本では報道されていないトピックスを見ることができます。知識を増やしたり、英語力をつけたりすることができます。インターネットでも「世界は広い」「つながることは可能」といわれていますが、自分から情報を取得しにいかないと広がらない、深まらない現実もあります。例えば、新型コロナウィルスについても臨床例が増えてきているので様々な研究が報告されています。同世代の人たちが罹患した場合にどんな症状だったのか、後遺症はどんなものなのかなど調べてみるのもよいでしょう。そして、それらの情報がすべて正しいものか見極める努力をしてみてください。正しい知識や理解を得る努力をすることで、思考力、判断力も培われます。「難しい」「読みにくい」文章等にもぜひ触れてください。

自宅で過ごす時間が長いので、新聞や本をたくさん読めた、とレポート等に書いてくれている学生も多くいました。大変嬉しく思っています。インターネットだけでなく、新聞や本など、様々な視点から情報を得てみてください。そうすれば、正しい情報を読み解く力や自ら判断する力の礎となります。ぜひ春休みにも読書をしましょう。

4月からいつ対面授業が入ってきても対応できるよう、身体も心も整えておきましょう。キャンパスでお目にかかる日を楽しみにしております。