11月3日、文京シビックセンターで「第22回文京エコ・リサイクルフェア」(主催:文京区)が開催され、人間学部コミュニケーション社会学科環境ゼミ(指導教員:中山智晴教授)に所属する3年生が、「若者の環境に対する意識調査」に関するブースを出展しました。
地球温暖化抑制に向けて若者の環境意識や二酸化炭素の吸収源を調査
当ゼミ3年生11名は、
「地球温暖化の抑制 CO2排出源を減らし吸収源を増やす取り組み」の提案を目的に調査・研究を行っています。排出源とは、主に私たちのライフスタイルに起因するため、特に次世代を担う若者の環境意識を調査することで、二酸化炭素等が減少していかない要因を抽出するとともに、その課題を改善するための具体的対策を研究しています。一方、吸収源に関しては、特に藻場・浅場等の海洋生態系に取り込まれる炭素、すなわち
ブルーカーボンを増やすための取り組みについて調査を行っています。若者の環境意識を変え、植林のみならずブルーカーボンを増やすことで、地球温暖化を抑制しようとする大きな目的の一歩になることを目指して活動しています。
意識調査の結果をパネル展示、ディスカッションも実施
今回のイベントでの出展タイトルは「若者の環境に関する意識調査」。学生たちは若者(今回は文京学院大学の学生約430名)に対する環境意識調査を実施し、その調査結果や海外の若者との比較結果などに関するパネル展示を行いました。調査では、「地球温暖化をはじめとする環境問題の重大性について関心は持っているものの、他人事として考えている若者も多い」「一人ひとりの行動が地球環境を変えていくという認識はあるが、どのように行動したら良いのかが分からない」など、具体的な課題も見えてきました。さらに、イベント当日は、来訪する区民の方々とのディスカッションも実施し、参加された方の本テーマへの関心が高いことも感じられました。