人間学部

2023年11月1日 人間学部人間福祉学科で「2023年度実習研究協議会」を実施しました

2023.12.20

2023年11月1日、人間学部人間福祉学科で実習研究協議会が行われました。

人間福祉学科には、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士を目指す学生が多く在籍しています。どの資格も国家資格となり、現場での実習が必修とされています。実習研究協議会は年に1度、実習先の指導者様を大学にお迎えする会となりますが、今年は42名の実習指導者様にお越しいただくことができました。

第1部では基調講演がありました。一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟の小森敦様に、「福祉人材の養成教育と福祉人材の確保」についてお話いただきました。社会福祉士・精神保健福祉士養成課程在籍の4年生への就職意向等調査結果からみる福祉系学生の意識や就職意向、実習におけるICTの活用に関する調査結果、養成校・事業所・学生のICT活用状況と今後のICTを活用した養成教育を展開する際のポイント等、大変興味深いお話でした。福祉人材を養成する上で、実習がいかに大切か考える機会をいただきました。

第2部は分科会として、各養成課程で学生達の実習報告や実習指導者様との情報交換等が行われました。学生達は福祉に対する思い、実習で学んだことについて、実習指導者様の前で発表を行いました。リハーサルを繰り返し、この日のために準備をしてきた成果を発表することができました。実習指導者様と教員との情報交換では、今後の実習教育について活発な意見交換を行うことができました。

お忙しい中、多くの実習指導者様にお越しいただくことができ、有意義で大変貴重な時間となりました。福祉の仕事を目指す学生達に熱心に向き合ってくださる実習指導者様、そして何よりも実習を受け入れてくださる利用者様に支えられて、本学の実習教育が成り立つことを改めて感じた1日でもありました。

今後も学生の皆さんにとって充実した実習となるように、実習先の指導者の皆様と連携を深めていきたいと思います。

(人間福祉学科 出村早苗)

 

<当日の様子>