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2024年度卒業 / 篠﨑 央明 さん 国家公務員(法務省専門職 法務教官) 心理学はとても面白く,毎回どの授業もとても楽しかったです。特に印象に残っているのは臨床心理学,エイジングの心理学,心理学的支援法などです。実際の現場の話やリアルな患者さんのケースを学べる授業は興味深く,実践的な視点を養う機会になりました。中にはシリアスな内容もあり,目を背けたくなることもありましたが,それを通して「自分にできることは何か?」と考えるきっかけになったと思います。心理学のように人の心を考えたり,向き合っていくことは素敵なことですよね。 卒業後は,法務省専門職員として法務教官の職に就きます。法務教官は,少年院や少年鑑別所,少年刑務所などで働きます。施設によって業務は多種多様ですが,主に非行少年達に対して,社会復帰に向けた支援をします。業務は多岐にわたりますが,学校の先生を想像するとわかりやすいと思います。そのため,心理学,福祉学,教育学の知識が役に立ちます。4年間で学んだ心理学の知識を,少年たちの更生支援に携われることに魅力を感じています。心理学を学ぶことで,人の心に寄り添う力が身につきます。興味のある方は,ぜひ挑戦してみてください。 |
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2024年度卒業 / 加藤 滉哉 さん 就職先:アパレル企業 卒業論文では『照明の位置と色が心身に与える影響について空間を用いた検討』について研究しました。この研究を行った理由は、現代の日本では長時間労働やストレスによる不安が十分にケアされにくい現状にあります。(バーチャルリアリティ)の高い没入感を活用することで、手軽にストレス軽減やリラクゼーション効果を高める可能性を探りました。研究では、照明の色(暖色・寒色)と光の位置(上・下)がリラックスに与える影響を検証しました。その結果、暖色の方が寒色よりも、下部の光の方が上部よりもリラックスしやすいことが明らかになりました。また、位置よりも色の影響が大きいことも示されました。この研究を通じて、ストレスケアの時間を確保するのが難しい状況でも、を活用すれば個人に合ったストレスコーピング(ストレス対処法)が可能になると考えています。 私はこの経験を活かし、内定をいただいているアパレル企業で店舗演出や戦略に挑戦していきたいです。本学の心理学科では、日常の何気ない事象や人の行動・考え方を研究し、その仕組みや背景を深く考察します。学んだスキルや知識を活かしたい方、自分の趣味や身近な疑問について学びたい方には、ぜひ挑戦してほしい学問です。きっと面白いですよ! |
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2024年度卒業 / 橋本 怜 さん 文京学院大学院 進学 私は将来、公認心理師になるという目標のため3年生より公認心理師コースに所属して、学びを深めてきました。公認心理師コースの学生が受講できる「心理実習」の科目では、心理職に就く上で、コミュニケーション能力がとても大切であるということを学びました。クライエントとの対話はもちろん、同じ職種の方、他の職種の方々とのコミュニケーションを取ることで、必要な情報を得ることができ、より良い支援につながると感じました。 本学の大学院は、先生方が公認心理師として様々な領域で活躍されていることや、学習する環境や設備、豊富な体験を積むことができる実習先が整っているため、自分にとって有益な知識を身につけることができると考え、本学の大学院に進学することを決めました。将来への明確な目標がもしまだ決まっていなくても、心理学の授業はとても楽しく、日常生活にも活かせる学びがたくさんあります。心理学に少しでも興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。 |
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2024年度卒業 / 鈴木 一世 さん 就職先:株式会社 ヒューマントラスト(人材派遣・営業職) 私が本学に入学して感じたことは、ほぼすべての授業が面白いということです。どの授業で学んだことも、教養として役立ち、話のネタにもなります。その中でも特に印象に残ったのは「エイジングの心理学」でした。この授業では、毎回新しい発見があり、新鮮でした。特に、私は祖父母と暮らしており、祖母が認知症を発症したこともあって、認知症についてより深く学んだことによって症状のことをより深く理解できました。また、加齢による身体機能の変化を学ぶことで、親やアルバイト先で関わる年上の方々の立場に立って考えられるようになりました。 心理学はさまざまな分野と結びついており、皆さんの興味のあることにも必ず関連する部分があると思います。仮に直接つながらなかったとしても、学んだ知識はきっと人生に良い影響をもたらしてくれるはずです。 |
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2024年度卒業 / 粟崎 瑞菜 さん 就職先:ITサポートデスク 卒業論文では『家庭環境が友人間の対人ストレスに与える影響とストレスコーピングの関連性』について研究しました。子どもは両親からさまざまな影響を受けますが、特に「友人間の対人ストレス」という親が直接介入しない場面において、親の影響がどのように関係しているのかを調査しました。調査の結果、「笑顔が絶えない」「自分との会話が多い」といった特徴が母親のみに当てはまる場合、子どもは対人ストレスを感じやすいことが分かりました。つまり、両親ともにこうした特徴がある方が、子どもが友人間でのストレスを感じにくくなる可能性があると考えられます。 心理学科の授業で特に面白いと感じた科目は、犯罪心理学です。実は、この大学に入学を決めた理由のひとつも犯罪心理学の授業があったことでした。そのため、授業を受ける前からとてもワクワクしていました。授業の中でも特に「犯罪被害者のトラウマ」に関する講義に興味を持ち、最終レポートでは性犯罪問題について詳しく調査しました。犯罪心理学に興味がある方には、ぜひ受講をおすすめしたい授業です。とても興味深く、学びの多い科目でしたので、皆さんにも体験してもらいたいです。 |
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2024年度卒業 / 野地川 愛帆 さん 就職先:エンターテイメント(マネジメント業務) 私が文京学院大学の心理学科を選んだ理由は、カウンセラーになりたいという明確な目標があったわけではなく、純粋に「心理学」を学びたいという気持ちからでした。そのきっかけは中学生の頃、「人がある行動を起こすのには必ず理由がある」と考えるようになり、相手の思考を深く知りたいと思ったことでした。将来の仕事の選択肢を広げるために、3年生からはキャリア心理学コースに進みました。このコースでは、専門的な心理学の授業に加えて、就職やキャリアに関する心理学の授業が必修となっており、安心して就職準備ができる環境が整っているためです。 卒業後はエンタメ業界に進みます。一見、心理学とは直接関係がないように思えますが、人との関わりが重要な業界だからこそ、一般的な心理学,例えば社会心理学や認知心理学の授業で学んだ知識が役立っていると感じています。心理学は、生きていくうえで必ずどこかで役に立つ学問です。学んでいて興味深い内容が多く、知識が日常にも活かせます。私のようにシンプルに「心理学」に興味がある皆さん、ぜひ挑戦してみてください! |
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2024年度卒業 / 西山 真央 さん 2022年学部卒、2024年大学院卒 / 公務員(心理職) 本学の心理学科では、所属するコースに関係なく、自分の関心に合った分野の先生のもとで研究することができます。学部やコースの人数も多すぎず、先生方との距離が近いため、授業や研究、進路について気軽に相談できる環境が整っていました。私は、心理学を直接活かせる仕事に就きたいと考え、公認心理師の資格取得を目指し大学院に進学しました。学部時代にお世話になった先生方のもとで、カウンセリングのスキルなど臨床家としての学びはもちろん、研究に関する指導を継続して受けられることが、文京学院大学大学院への内部進学を決めた理由の一つです。授業や研究、実習に追われる日々はとても忙しかったですが、振り返るとあっという間で、とても充実した2年間の大学院生活でした。特に、学内の実習機関で心理検査や実際の相談業務を経験できたことは、今後の仕事に活かせる貴重な学びになったと感じています。 卒業後の就職先として公務員を選んだのは、私自身が関心のある領域の心理職が公務員として働く職種だったこと、そして安定した環境の中で専門職として成長できることが大きな理由です。これから先、壁にぶつかることもあるかもしれませんが、多くの経験を積みながら、自分なりの道を模索し続けていきたいと思います。 |